自主性について

毎年、日本全国の中学校を卒業していく約二百万人の子供達の中で、

三万人弱(浪人生を含む)が、日本国中の、どこかの一流大学に進学していきます。

約七十人に一人の割合で一流大学生がうまれていくことになります。

中学に戻して考えると、三クラスに二人弱と言ったところでしょうか。

「誰でも、一流大学に行けるのか?」

と、聞かれれば、今、クラスで一番ではない子、たとえ、中位以下の子供でも

その三万人の中に入ればいい事になるわけですから、

答えは、「イエス」となるでしょう。

しかし、それは当然困難を伴うこととなるのは否めません。

何より、不断の努力が必要となります。

そのためには、子供の自主性が必要不可欠となってくるのです。

その自主性を育むのは親の責任です。

塾長 森

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学習への「リモ・コン」はタブー

まず初めに、今回の東北地方太平洋沖地震で、被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
一日も早い復興をお祈り申し上げますとともに、伸進舎として、心ばかりの義援金に協力させていただきました。

母親との二者面談を通じて、多くの母親に対し私は、わが子への学習への「リモ・コン」はやめて下さいと忠告しています。もともと母親というものは、わが子に「あれをしなさい」「これをしなさい」と、一から十までコントロールする傾向があるらしいのです。
しかし、目的を貫徹した母親には、その「くせ」が非常に少なかったように思います。その一方で、母親としての自分の実践面に対しては、厳しく批判を持ち続け、周りの様々な情報にも動揺することもありませんでした。わが子が勉強している時間にはテレビを切り、決してわが子に対してのみ勉強を強いることはありませんでした。しかも、わが子への干渉については、己を抑え懸命に過保護を警戒して、一線を守っていたことも見逃せません。

さらに、父親の存在が大きい事も否めません。母親の行き過ぎを終始矯めつつ、しかも目標をにらみ続けてわが子の方向を誤らせない、いわば羅針盤の役割を担うのが父親と言えるでしょう。
これは、家庭教育の場における校長は父親で、母親は教頭。生徒一人一人に学習の効果を上げさせるのは、ひとえに校長の「場作り」にかかっていること。落ち着いて勉強できる環境をつくる、まじめに目的に取り組める人間の基盤を養成する。それが教育の「場作り」であり、名校長が何よりも心がけるべき事柄であると考えます。

次回は、「自主性を、いかに伸ばすか」について書いてみたいと思います。

 

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親の環境づくりが、成功、不成功を決める

子供は環境の産物。それは、周囲からの影響、すなわち、広く社会からの、学校からの、家庭からの影響です。
その中でも、特に影響を与えるのは、家庭と言わざるを得ません。

子供の「伸び」が、個人特有のものだけに、その環境づくりの直接の責任者として、両親の責任が一番重いと言わざるをえません。

私は、今まで数多くの保護者と接してきました。「伸び」る子供を持つ保護者には、共通した特徴が浮かび上がります。

彼らは、わが子に対して、他の親が示すような法外な期待感は全く示していませんでした。
目先の結果について、一喜一憂することなく、勉強せよと、口やかましく子供をせかすこともありませんでした。

そこには、大きく子供を信頼する念が根づいていたのです。
大きく子供を信頼することができるようになるまでは、親として並々ならぬ努力が必要だったでしょう。
それでも、それをやり遂げてきたのです。

子供と一緒に、ともに苦しみ、ともに泣き、ともに笑う、心から子供とともに苦しみも楽しみも
分かち合える、そんな保護者が、子供の可能性を引き出しているように思います。

 

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感謝の手紙

大学合格して、伸進舎から卒業した教え子からの手紙です。

”森先生へ

小学校の頃からずっと今までありがとうございました。
英恵に紹介してもらってから二回の受験も先生にお世話になりました。
学校の宿題も見ていただきありがとうございます。
先生がいなかったら、乗り切れていなかったと思います。
いっぱい通って行くうちに、塾に木が増えたり指紋認証ができたり、先生が
増えたりといろいろ変わっていってスゴイと思います。
大学に行っても勉強頑張りますので、先生も塾頑張ってください。
また、何かあったらお世話になります。(笑)
ありがとうございました。

塾、教師をやって良かったと思える瞬間です。
思えば、この瞬間の嬉しさを楽しみにこの仕事を続けているのかもしれません。
この喜びを少しでも多くの子供たちに味わって欲しい。
新たに、そのおもいが強くなります。
みっちゃん、頑張れよ。

塾長  森

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中1からのスタートで、どんな難関校も!

入塾試験を行わない伸進舎には、本当に種々雑多な新しい中学一年生の子供たちが集まって来ます。

中学で頑張りたいとヤル気のある子供、中学ってどんな事を習うのか好奇心あふれる子供、できる子供、

できない子供、それぞれ雑然と四方から集まって来るのが伸進舎です。

そんな中、皆が目を輝かせながら新しい授業に飛びかかってきます。

この時点においては、どの子供たちの学力にも、いささかの差異、遜色も存在していないことだけは確かです。

それがいつの間にか、伸びる子供、伸びない子供、完走する子供、挫折する子供に分かれていくのです。

目標とする大学に合格した子供たちが特に優れた頭脳の持ち主だった訳ではないことは、私の三十年の経験から

はっきりとわかります。

むしろ、中位もしくは中位以下の子供が多かったように思います。

そこに私が心に強く感じる事、それは、もって生まれた才能が他人より優れていたのではなく、

ただ節、節の岐路に面した時、決して安易な道を選ばず、目前の楽な道に走りたがる誘惑に負けず耐えてきた

子供たちばっかりだったと言うことです。

次回は、この原因について書いてみたいと思います。

塾長  森

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