耳の活用

語句等を覚えようとするときどのような方法で覚えようとしていますか。
ほとんどの人は、覚えようとする語句等を「目で見て」覚えようとしていると思います。
もちろん、ただ眺めているだけでなく書くことによって、
あるいは声に出したりしてというように工夫していることと思います。
しかし、目で見るだけではない覚え方があると、言う方がいらっしゃいます。
それは、知識は脳の中の海馬という部分にたくわえられ、
その海馬へ情報が到達する方法は2つあり、
1つは目を通して届く方法でもう1つは耳を通して届く方法だそうです。
それぞれ別の神経を通って海馬に到着するからもし一方でつまずいても
もう一方で海馬にたどり着くことが出来るということです。したがって、
何かを暗記しようとするならば目と耳の両方を使うとよいのだそうです。
例えば赤ちゃんや幼い子は「耳で聞いて」覚えている。
それもものすごいスピードで。このことから、
耳も覚えることに対して大きく働いているということです。
では、どのような方法があるのか。
まず教科書の文章など覚えたい事象を音読しながら録音する。
そして、教科書を見ながらでもいいし目を閉じた状態でもいいので
集中して録音したものを聞く。録音したものは流しっぱなしでもよい。
このような方法もひとつであろう。
耳で聞くというのには漢字が分からないという欠点はあるものの
暗記スピードに優れしっかりと記憶したものは長く続きなかなか忘れないものである。
このことは試してみる価値がありそうです。
                            教務部 松尾

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